「あ〜以前も説明したけど、ホックやカシメを打つときは
1 しっかりとした場所で打つ…机の中央ではなく、机の足の真上で打つ。土台がしっかりしていないと力がきれいに反発しないので結果的に歪みます。
2 しっかりと保持する…叩く力を強くすればいいんだろ!と思いがちですが、実際は打ち棒をどれだけしっかりと保持するかが重要。保持する力が弱いと音だけがバンバン!と鳴り響き音を鳴らすために力がロスしています
3 しっかりとした道具を使う…ホームセンターで売っている木槌ではなく、当店で売っている木槌のほうがおすすめ。ちゃんと意味のある道具です。 金属ハンマーなどは論外ね
これらをちゃんと守った?」
「守っているけどきれいにとまらないんですよ〜」
おや?
で、見てみました
「この打ち棒はどこでこうたん?うちで売っている挽物製のしっかりとした品じゃないな」
「これは**社さんの品です。多分ハンズさんで買ったんじゃないかなぁ。。」
ん〜、、別に問題ある品ではないけど、、ただ
「びみょ〜〜な話やけどな、ホックボタンのサイズが違うのかもしれないなぁ。」
「えっ!なんでですか!」
「なんでかしらんけど、西で作った品と東で作った品では微妙に違う。例えば、、、
今日あなたが持ってきた7070ジャンパードットホックのバネは10.9mm。
うちで扱っている7070ジャンパードットホックは10.4mm。
ダボにしたってあなたのは7.49m
うちのは6.9mm。0.5mmも違えば大違い!」
「えっ!こんなに違うんですか」
「違うよ〜。。。ん?待てよ、、このホックと打ち棒はサイズが微妙にあってないような気がする。もしかしてこの打ち棒とホックって買った場所が別?」
「そうです。打ち棒はハンズさんで買いました。ホックは近所の手芸店で買いました」
「あ〜、それが原因だわ。打ち棒とホック本体は同じ店で買ったほうがいいよ。今回の失敗の原因は打ち棒とホックが合致してないんだよ。しかも多分その手芸店のホックって安かったでしょ?」
「50個入でそこそこ安かったような、、」
「ならなおさら。多分中国か台湾か韓国製あたりだわ。日本国内でも西と東でびみょ〜〜〜に違うのに国が違えばそら異なりますわ」
「ど、どうすればいいですかね」
「方法は2つ。
1つは打ち棒を買った店でホックを買う。
2つ目はホックを買った店で打ち棒を買う、やねぇ
結局ホックやカシメも同じ問題を抱えているので打ち棒とホックorカシメorハトメなどは同じ店でかいなはれ、というお話だよ」
というお話でした。
ジャンパーホック付けるのに薄めの革一枚につけようと思うと足が長すぎてぶかぶかになっちゃうんですけどなにかいい方法はありますか?
薄い革にはジャンパードットホックは基本的に使わないのが吉です。力が強すぎて革に負担かかります。その場合は普通のNO5やNO1ホックがおすすめです。
「薄いけどこれにどうしてもジャンパドットホック使いたいんじゃ!」という場合は「足が長すぎるならば芯なりいらない革なりを挟みこんで長さ調節しなはれ」と言っていますねぇ。
「足が長いなら足をヤスリで削ればいいじゃん!」と思って以前試しましたが労力の割には報われませんでした。。。