吉川「ムラキさん、これ読んでください」
おにょ?
あぁ、TV取材の際に話す内容を向こうさんが軽くまとめてくれたのか〜
どらどら、、
レザークラフトフェニックスは西日本一の品揃えをしており、、、
いやいや、これは嘘やろ。嫌ですわ、そんなに品揃えないよ、うち。
某ネットショップは本拠地が岡山にあるから多分あすこのほうが品揃えいいし、
愛知や九州にもレザークラフト関連のお店はあるからそっちのほうが品あるかもしれないからなぁ。
うちはクラフト社・協進エル・誠和と3社と取引あるからそこから道具や金具、染料を引いてきているけど、だからといって品揃えが西日本一番とは恐れ多くて言えないネ☆そこまで自惚れていないヨ!
「そうですよねぇ。それじゃ何か主張します?」
そらぁ主張するなら
「日本で一番革の説明が事細かで、初心者が来るならどの店よりもまずうちに来たほうが楽しい」
だろ。
実際革にはじめて触れるならうち以上に面白く革を説明できる店は日本で早々ないと思うぞ。
「強気ですねぇ」
だって、革を扱っていない作り手や革に興味ある一般消費者を20人集めてくれたら20人に革に興味持たせられる自信が私にはあるゾ。
革に興味ない消費者ならば20人中12人くらいかなぁ
私じゃなくてもフェニックスのスタッフならそれくらい誰でも出来るじゃろ?
なら自信もって胸はってそれを言うべきだ。
他の店のほうが品揃えがあるかもしれないが、革って面白そう、と思わせるのはうちが一番だと思う。
というような普段からの大言壮語が効果があったのか、今回JapanLeatherAward西宮阪急展示で一般のお客様相手に革の説明をしろや、というお声がかかりました。人生飽きないなぁ。。

会場の風景はこんな感じです。
フェニックスの強みは革の販売のみならず、金具や加工の相談にのれることです。
これが専門学校での説明会ならば革の説明30分、金具の説明15分、加工の説明15分、と出来るのですが、いかんせん一般会場ですので革の説明5分〜10分に削ります。
写真でひと通り並べていますが、並べる革も
・ タンニン牛革
・ クローム牛革
・ タンニン馬革
・ タンニン豚革
・ タンニン牛革絞り加工
などなど多様に変えています。
一般のお客様対象ですのであまり多種多様に説明しても興味を持ってもらえません。
今回は
・革1枚の大きさを知ってもらう
・革の手触りを知ってもらう
・同じ牛革でも加工によって全然表情が変わる、
などを知ってもらいました。
JLAの会場はやはり革製品に興味ある方が多いのですが、「革で何か作っている」という人はそれほどいません。
ですので革1枚を広げると皆さん驚かれるのが革の説明を行なっている者の醍醐味ですね。
他にも「牛革だから硬いとは限らない」「革の値段ってこれくらいのもの」さらには「この本読んでもらえたら革って気軽に扱えるでしょ」などの説明をつなげていきます。
事前に阪急の革製品を販売してる売り場の方々に「この数日は革を持ってきているので是非見に来てくれ」と言ったのですが残念ながら来てもらえませんでした。
消費者と一番触れるのは小売店の売り場の方々です。
この方々が革の知識を深めてもらわないことには消費者にも革を知ってもらえません。
今回の活動を否定するようですが、一般消費者10人に革の説明をするよりも1人の小売店売り場の店員さんに説明して理解してもらったほうが最終的に100人の消費者に革を知ってもらえる、というわけです。
今回を機にそういう機会に出会えたら面白いなぁ、とも思いました。