色々と関わったこのイベントに対して思ったことをば。

色々な職人さん、メーカーさんとJLAの話をしました。
で、それをだらだらとまとめるならば
・ 来年は出してみよう、という人が増えたように感じる
・ JLAは製品、にならないものは受賞しづらそうだ<まぁ、基本コンセプトが消費者ありき、ですから
・ エントリー料もいらないのにきちんと品を返送してくれておまけもついてきて、さらにはネットで作品と自分の名前も残してくれている。それがありがたい
などなどとあったのですが、その中でもピックアップして書いておいたほうがいいのは
今回はじめて行われたfacebookを使った投票システム、です。
JLAで使われたfacebookを使った投票システムって??
今回のJLAでは審査員投票、だけで受賞作品がきまったわけではありません。
審査員、〜月〜日に行われた一般投票者による審査(事前登録制)、net投票
の3つです。
審査員は小売のプロや技術のプロが票を入れます。
一般投票は事前に参加表明を行い、投票日に来てもらい、会場で作品を見て票を入れます。
Net投票は期間中、netに作られた投票ページから投票を行います。
もちろんこの3システムの投票割合がそのまま、というわけではありません。
例えば
審査員50%、一般投票25%、net投票25%
という割合だとします。
A,という応募作品に審査員が全員満場一致で満点をつけたとしても、Bという品に一般投票・ネット投票が満場一致で満点をつけたならば同率一位になってしまいます。
このnet投票25%(実際の割合は知りませんヨ)が結構バカにならないわけで。
一般投票日に投票した方々が「いいな」、と思い一般投票3位を受賞したものよりも、
ネット上にファンがタクサンタクサンいてfacebook経由で投票した人が1000人いて、ネット投票1位になった品のほうがはるかに“強く”なるわけです。
ネットが悪い、というわけではありません。
ただ、ネットでは写真1枚しか載せられません。写真1枚で判断したものと会場で実際に手にとって
使い心地を見たものが投票という同じ土俵にのっているのはどないなん?という声がありました。
実際皆さんどう思うねん?
職人さん「だってな、ネットをやっていない腕利き職人なんていくらでもいるぞ。
そういうメーカーから請負仕事をしている職人が箔をつけるためにもJLAに応募!と思って技術があったとしてもネットなんて使わない・ネットをやる知り合いもいない、さらにネットにあげられた写真が悪かったらネット投票0点。
もっというならファンがたくさんたくさんいる職人やメーカーが有利、というのは不公平ちゃうか?」
とある受賞者さん「応募した作品で見てもらいたい部分が色々あるんですが、ネット投票画面では作品の写真1枚でしか見てもらえません。これは中を見てもらいたい!と思っても写真1点だけで何がつたわるんですか」
なるほどなぁ。。
メーカーサイドの意見は
メーカー「ネット投票はfacebookを使っており、facebookを使って自分のブランドの売り込みを行い、それでファンを増やす。
それは普段から僕達メーカーがやっている仕事です。
良いものを作った、だからこそ僕達は声をあげて宣伝するわけです。
消費者に知ってもらわなければ何もはじまりません。
だからこそ!このネット投票、というシステムはいいシステムだと思うんですよ」
ん〜、、、二律背反、アンビバレンツ、板挟みだなぁ。
じゃぁ、当のJLA的には今回のfacebookを使ったシステムはどう思っていはるんですか?
JLA「『ネットしてない人が不利すぎる」、という声は多いです。
でもね、facebookの『いいね!』を1人の応募者が500票集めたとしますね?それはようは500人の人がJLAというイベントを知った、ということなんですよ。今の時代500人に知ってもらうためにはどれだけ苦労とお金かかるやら、ですよ。」
あぁ、確かにそうだなぁ。
JLAをより多くの人に知ってもらうためにはいいシステムですよね。これが「投票するためには事前にこちらに登録しておいてね!☆」というシステムだったら心底ダメだなぁ、と思ったよ。Facebookというシステムだからこそ皆が気楽に宣伝できるし、気楽に投票できたんだよな。
JLA[そうなんですよ!だから次回からは一般の受賞とは別にweb受賞、という部門をつくろうかと思います。審査員投票と一般投票で一般部門受賞、さらに別部門としてネット投票部門受賞、をつくろうかなと。]
それなら不平等感がなくなるかな。
でもそれだけ受賞の管理が大変だろうになぁ
「それは、、もう私たちの苦労ですから頑張ります!」
偉いノゥ、、、
そういやついでに
聞きたいんじゃが、今まで行った過去のJLAでは「日本の革」という年に1冊でるムック本で応募作品の写真と応募者名、連絡先、さらにはつけた値段や使用した革屋さんの名称まで掲載してくれていたやん。
あれは日本の革vol4ではJLA応募作品紹介ページがなかったのはなぜ?あの記事すきだったのになぁ
「!!それは痛いところをついてきますね。。
応募者さんが昨年の2倍に増えたんですよ。その分の写真を全て撮るのが到底不可能になってしまったんですよ。だからネット投票ページを残しておきます。
応募作品が見たいならばネット投票ページを見てくださいね、ということです」
むぅ、、紙媒体が好きなのだが残念無念だねぇ。でもネットならいつでも見れるからそれはそれでいいかも。
ほんとの最後の最後に。
Facebookを使った投票システムは非常に面白く、今後色々なコンクールで採用されるんじゃないかな、と思います。コンクール応募者自身が自分の宣伝活動ができますし、コンクールの宣伝にもなるわけですし。 あまり誰も損しないシステムだと思うので是非活かしてもらいたいと思います。
今後もフェニックスではJLAの告知手伝いなりを行なっていきますので何かありましたらお知らせします。
ネットでの動員力?
格好良く見える写真の撮り方?
プロにしか分からない凄さ?
素人に分かる作り方?
どうやら、何を競っているのか、一番になった製品は何が一番なのか、それがよく分かりません。
誠にすいませんが、文章が端折り過ぎのため
みき様が何を主張されたいのかが理解しづらいです。
JLAが求めているものがどういうものかは下記の応募要項をお読みください。
http://award.jlia.or.jp/2011/schedule/index.html
JLAの各部門受賞作による審査員サイドからのコメントはこちらの受賞報告をご覧ください。
http://award.jlia.or.jp/2011/news/pdf/111220.pdf
何を基準に高得点をつけるのか?
その得点をつけるシステムは適切なのか?
が大事でしょう?
それぞれが別々の基準で審査をしていたら、一番になったモノは、何で一番だった事になるのかがあやふやになってしまいます。
最近の例だと、年末のTHE MANZAIで、審査員による審査基準のズレが見られました。
例えば、面白い漫才をした人に高い得点を入れる審査員や、同じ事務所の芸人に高い得点を入れる審査員や、優勝賞品がレギュラー番組ということで、漫才はそれほどでなくても番組をさせたら面白そうな芸人に高い得点を入れる審査員等です。
これでは、果たして優勝したコンビが一番面白いコンビと言えるのでしょうか?
ある出展者の人も「仲間内でブログで動員をかけている人が点数を稼いでいる」と話していましたし、果たしてこれは、公平な審査と言えるのだろうか?と疑問も有りました。
本来、審査とは公平公正で有るべきであるし、一番を取ったモノは、何故何処が一番であるのか、分かるべきものだと思っています。
そういう意味で、非常に分かりにくい審査方法であるなと感じました。
今回のfacebookのシステムは試験的な運用であり、そのためにおっしゃるように「ブログで動員をかけている人が点数を稼ぐ」というようないびつさが生じた、と思います。
主催サイドもそれは認識しており、それがあるからこその「次回は改善します」というコメントだと思います。
基準がわかりづらい、などに関しては至極もっともだと思います。それは本来主催に言うことでよりよいイベントになると思います。
西の小さな店の小さなブログですが、幸か不幸か主催の方もこのブログは見ていただいています。
「こういう意見あるよ」とは主催には必ず伝えておきます。次回よくなった際は「あぁ、自分が言った甲斐があったな」とお思いくださいな。
どんなことでも、物事をより良くするには声を上げるべきだと思いますわ☆