地上デジタルになったおかげでテレビ番組表を見るようになりました。
帰宅後てろてろと見る癖がついてしまったのですが、
昨日1月22日の深夜にフジテレビで「ONE PEAK〜ワンピーク」という番組が
放送する、とのこと。
ONE PEAK 大工達の真剣勝負!
大工達が挑む モンスターフィールド
そりゃ作り手としてはワクワクしますさ!
見るよ!そりゃ見るさ!
googleで「ワンピーク」と検索しても「もしかして、ワンピース?」などと
google先生に突っ込み入れられるほど放送回数の少ない特別番組です。
なんせHPすらないですから。
(いつまで残っているかわかりませんがこちらにあらすじが載っています)
調べてみると昨年10月に放送された「大工勝負」が昨日1月22日に大阪で放送されたようですね。
東京では「消防士勝負」も放送されたそうでこれもまた楽しみです。
で。
あらすじ紹介を見ると
「ONE PEAK 大工達の真剣勝負!
大工達が挑む モンスターフィールド紹介
格闘技の聖地ディファ有明に大工達が挑むモンスターフィールドが組み上げられた。ノコギリの腕を問う驚速切り、カナヅチの技量を問う激打ち、カンナで挑む豪削、大工技術のすべてが必要な大工クライミングの4つの関門がある。 」
とあるのでてっきりテレビチャンピオン的な番組かな、と思ったのですが
実際は「風雲たけし城」というか「電流いらいら棒」というか「SASUKE」的な番組でした。
番組が設定した難問を時間制限ありでクリアーしていく、というものです。
素晴らしいのは参加者がクリアできない絶妙な難易度。
第1関門 ノコギリの腕を問う驚速切り>固定された角材4本+紐で吊るされた角材1本をのこぎり1本で切っていく
第2関門 10本の釘を打ち込み。その後5本の50mm釘を一発で打ち付ける。1本でもミスったら失格<ここで脱落者続出
第3関門 カンナ屑だけで100g貯める。その後長尺にカンナがけ。カンナ屑0,02mmを1本作る。
第4関門 3種類のホゾ組みを作る
どれも時間さえかければ難しくはないのですが、時間制限が2分とか4分というレベル。
時間制限があるために雑に仕上げたほうがクリアーしやすいという側面が生じているのは
残念なのですが、プロが競う様を一般消費者が楽しめるエンターテイメントに仕上げている手法には
感心しました。
作り手として見るならテレビチャンピオンでやっていた大工勝負などのほうが
丁寧な作りだと思います。
TVチャンピオンも作り手が絡む勝負は見逃さないように見ていたものですね。
現在放送されたのは「大工勝負」と「消防士勝負」のみ。
これに「革職人勝負」というのが仮に、万が一、まずないでしょうが、、企画されたとしたら
何が出来るんだろうなぁ、と考える。
革職人業界は「カバン」「靴」「ベルト」「服」「手袋」など『作る種類』で細分化され、
中には「女性モノ」「男性モノ」までわかれています。
この後さらに「縫製」「漉き」「裁断」「型紙作成」などにも別れています。
仮に漉き勝負、などをやったとしても「カバン」「靴」では全然違いますし、
手が早い=良いというわけでもありません。
また、技術=数をこなした回数、ですのでメーカー請負職人の方が手は確実に早いです。
他方、請負職人さんは自分で何かを生み出す、ということがあまりないので
「一般人に受けるデザイン勝負」などしたら簡単に負けます。
そのためこういう企画は難しいだろうが、一般消費者に革に興味持ってもらうには
わかりやすいエンターテイメントを考えなければいけないだろうな、とも思いました。
以前紹介した職人さんのミシンがけや数々のワークショップなどは十分エンターテイメントですが、
もっとわかりやすい、、言い方変えれば「マスコミが喜ぶようなわかりやすい番組作り」が必要なのかもしれないなと、ぼんやりと思いました。
作り手が何かを作る様、ってのは十分エンターテイメントなんですけど、これに「わかりやすい」とか
「一般消費者が興味を持つ」「ストーリー性」という限定を加えると俄然難しくなりますなぁ
こういう取り留めもない話はtwitterで時々ぼやいていますので興味ある人はまた見てみてくださいな
2012年01月23日
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