昨年告知したLeatherWorkCollaboration(=LWC)が今年も人を募集します。
そうか、募集してもう1年か、、1年間結構色々やったねぇ、、
で。
今年は小物職人(財布職人)による小物塾、というものをやります。
で、既に条件が公開されている小物塾について説明しましょう。
※動画の解説はこちらです。
この小物塾に関しては以前もちょいとblogで紹介しましたね。
LWCが小物職人を1年で作り出せるのか、という塾?をやるそうな from2012/05: レザークラフト・フェニックス
今回も求めているのはあくまで「職人志願」です。
ここでいう職人、とは
要求されたものを、期限内に、要求された品質で、要求された数だけきっちりと仕上げる人を指します。
ん〜、、、わかりやすいけどわかりにくいなぁ。。もうちょっとわかりやすい目安あります?
小物職人さん「せやなぁ。。商品の品質にokを出すのが作った本人自身、というのが作家さん。
品質okを出すのがクライアントというのが職人さんかな。
作家さんは自分でok!と思ってもお客がダメだと思ったら買ってもらえない、というだけ。
他方、職人さんは自分でok!と思ってもクライアントがダメだと思ったら依頼がもうこない、というだけ」
聞いただけで胃が痛くなりますな。。。
「別に作家さんが悪い、というわけじゃないで。
ただ、やっぱりメーカーから請け負う量産の職人さんは数こなしているだけあって
作家さんよりも技術は高くなるなぁ」
詳しくはこちらの募集要項をご覧下さい。
LWCでは、鞄の量産職人の育成を目標に活動をはじめて1年が過ぎました。
そこで、今年度は小物講座を独立させ“小物塾”と名前をかえ11ヶ月でメーカーで対応していけるプロの小物量産職人の育成を始めます。
講師の思い
現在の革業界では量産を担う職人が減少の一途をたどっています。
私は、LWCとともにそれをなんとか食い止めたいと考えております。
このままでは10年後にMade in japanが途絶える可能性もあります。
現在、“作家”と呼ばれる人たちは増えておりますが、それだけでは使用される革や材料も少なく、業界としてはそれだけでは成り立ちません。
職人だけがでなく、タンナー、革問屋、材料メーカー、漉き屋そのほか関連業者に携わる人達も必要です。
“物作り”にはいろんなアプローチがあります。
“量産職人を増やしたいというアプローチ”でこの度、小物塾を開催しようとかんがえております。
どんな革小物?
小物職人がつくる小物とは、コインケースや財布全般がメインとなります。
革小物には大きく分けて“ヘリ返し”と“切り目”の技法があります。
LWCでは“ヘリ返し”の技法を学んでいただきます。
講師となる車氏は50代の職人さんです。(なにげにこの年代の職人さんは貴重種なんですよねぇ、、)
25年、財布メインの小物職人をこなしてきました。
「財布って鞄作れたら作れるんじゃないの〜?」と思われがちですが、
財布、靴、鞄は全く違う職人技と道具や消耗品が要求されます。
(これ以外にもベルト、ジャケットなど他にも革職人さんはいますが、おいおい紹介します)
鞄や靴に比べると格段に職人数が少ない業界ですが、面白い職人技がある業界です。
腕が良くなれば食いっぱぐれもない職種といえます。
興味ある方はまたLWCにお問い合わせくださいな。
2012年04月02日
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