レザークラフトな人が1度は必ずハマる「コバ磨き」
ピカピカに磨きあげられたコバの出来栄え一つで作品の完成度がぐっとあがりますよね。
でも何度磨いてもつるつるにならない、もっと手早く仕上げたいという声も良く聞きます。
そんな時この工具が入荷してきたので早速試してみました。

木工のイメージが強い「カンナ」
でも革の世界でも全然使えちゃいます^^
張り合わせたコバの面を揃えたり、ヘリ落としや、段漉きにも使え、なかなかオールマイティな奴です。
なんとクラフト社製です!!

こうやってコバに当てがいすっと引くと・・・・

するするっと削れます。
なかなか気持ち良い・・・・
削るといっても薄く1枚切っているような物なので、削った部分の断面が荒れてしまったりしません。
今回タンニンなめしの革で試したので、
貼り合わせ→カンナがけ→トコノールで1回磨く
というところまでやってみました。




ついでにカンナでヘリ落としをしてコバに丸みをつ、トコノール塗布後、桜丸で磨きました。。
ヘリ落としよりも大きく角を落とすにはいいみたいです。
しっかり繊維のつまった硬いヌメだと綺麗に削ることができます。
柔らかい革には向いていないのでご注意下さい。
タンニン革のコバをきれいに仕上げるには。
1 しっかり繊維の詰まった革(部位)を使う
2 コバ部を整えてから磨く(荒れた状態で磨かない)
3 丁寧に研磨する
この3つを守っていれば大体きれいに仕上がるはず!
きれいなコバはきれいな下地からですね!
使う場所によって3種類あります。
通常まっすぐの部分は「平」

カーブを削るための「反」

凹型の溝をつけたりできる「外丸」

どんな工具でもメンテナンスは必要ですが、革包丁同様「砥ぎ」は必要になってくるので、ちょっとハードルは高いかもしれません。
ただ使いこなせれば綺麗なコバ仕上げの秘密兵器になってくれそうです!
本体はしっかりとした黒檀製。
ネジで簡単に刃の出し具合を調整できるのではじめてカンナを使う方でも取っ付き易いと思います。
3つとも店頭で自由に触ってもらえます!お気軽にどうぞ!
お買い求めは当店ネットショップ→こちら
豆カンナ 「平」「反」 ¥2730
豆カンナ 「外丸」 ¥2940
サイズ 27×90(ミリ)