こんにちは、よしかわです。
作り手のみなさん、
現在使用されている革に満足されていますか?
品質、価格はもちろんのことですが、
安定供給という面はいかがでしょうか?
ご商売をされている方なら、
定番の革を決めて制作活動をするのは、
とても重要なことだと思います。
Phoenixでは、材料店という立場を考え、
安定供給できるよう、品揃え、在庫管理をしています。
また、カット販売もしていますので、
“いる時、いる分だけ、Phoenix!!”
と、覚えておいて下さい。
で!
今日は、安定供給できないデッドストックレザーのお知らせですっw
「ニッピさ〜ん、毎度で〜す!」
いつものように革を見せて頂いていたら…
「ん??
こんな革ありましたっけ??」
「ああ、棚卸の都合でそこに移動して来たんやな」
「(棚卸って偉大…)
状態もいいし、
これ、ウチでやらせて下さいよ!」
「あるだけで終わりやで。」
「はい!」
そんなこんなで頂いて来ました。
かつて品質と安定供給に定評のあったニッピが製造した、
『タンドカーフ』です!

タンニン鞣しのカーフだから、そのまんまですね。
ちなみに、サイズが80DS前後で、
“ベビーカーフ”と区別されることもあります。
ヨーロッパなどで、カーフと言えば、
生後2歳未満で、丸革で200DS前後のものを指します。
日本では、
生後半年以内を“カーフ”と言い、丸革で80DS前後。
生後半年〜2歳未満をキップと言い、半裁で100DS前後(=丸革なら200DS前後)。
と区別します。
この時、ヨーロッパ基準なのか、国内基準なのかを区別するために、
生後半年以内の丸革80DS前後の革を、“ベビーカーフ”と言います。
この『タンドカーフ』は、
ニュージーランドの原皮が使われているそうです。
もともと靴用として仕立てられていますので、
厚み的に問題なければ、タンニンなめしではありますが、
アッパー用として使って頂けます。
個人的には、小物やステーショナリーなどがいいんじゃないかなと思います。
使い込むほどに、色が深まって、自然なツヤが出てくると思います。
この革で、ステーショナリーを作ったら、きっと…、
それを見た会社の同僚や知人、友人が食い付いてきますよw
「俺にも作ってや〜」って!
そしたら、散々勿体つけて…、
「貴重な革やから、高いで。」
これで行きましょっ!
とりあえず、見に来て下さい。
在庫数的にも、傾向的にも、
ブラウン>ダークブラウン>ブラック の順でなくなって行くと思います。
商品名:タンドカーフ
なめし:タンニン鞣し
仕上げ:染料仕上げ
厚 み:1.0mm前後
大きさ:70〜90DS前後(ベビーカーフ)
DS単価:¥100(税込)
カラー:3色
焼印率:0%
※カット販売は不可です。
※なくなり次第終了です。
以前紹介した『ヴィエリカーフ』もネットショップに掲載しました。
こちらもなくなり次第終了です。
商品名:ヴィエリカーフ
なめし:クロム鞣し
仕上げ:染料仕上げ
厚 み:1.0mm前後
大きさ:60〜90DS前後(ベビーカーフ)
DS単価:¥100(税込)
カラー:ブラウンのみ
焼印率:0%
※カット販売は不可です。
※なくなり次第終了です。