11月4日祝日は営業します&セミナーとバスツアー: レザークラフト・フェニックス
結論から言うならば「すっげぇ面白かったし、満足していただけた!」と思います。
1日でこれだけ盛り沢山な革のツアーは東京だろうが大阪だろうが存在しなかったはずです。

・出席者さんは?
ジャパンレザーアワードに出場されて今回の懇親会目当てで来てくださった山形・神奈川の方
アワードに出ただけど懇親会はちょと出れない。でもツアーが面白そうだ、ということで来てくださったWaioliさん
お千代保稲荷の革屋『手作り革工房Waioliの今日もコツコツ』岐阜県海津市おちょぼさん
フェニックスのお客さんでアワードにも出しているLEE`S_Productsさん
LEE`S_Products
フェニックスでも道具をおかせてもらっているnijigamitoolご夫妻
nijigamitool
って、nijigamiさんは木工の職人さんなのになんで革のツアーに??
「だって面白そうじゃないですか」
木工の人なのに珍しいなぁ。。今回のツアーは革業界の人間でもそうそう見ない世界だからなぁ
・さて。
当日10時に集合してマイクロバスで一路関西製靴へ。
社長さん自らが説明してくれます。


社長「おぅ、ムラキ、どんな人が聞きに来るんや?」
んと、基本的に革業界の人間で何かしら作っている人間ばかりです。
ですから革の基本的な知識や、革の買い方・デシ・腹背中の違いなどはわかっています
という事前の打ち合わせがあった上での説明ですので結構奥深いところまで説明してもらえました。
特に靴の刃型を実際に見せてもらったのはわかりやすかったですね。




関西製靴さんでは1Fが機械による吊りこみやバフがけ工場となっています。
機械による音がガッチャンガッチャンとしています。
機械があればどれでも楽々♪ということはなく、機械を使う職人さんも熟練の職人さんです。


2階に来ると仕上げ工程です。
1階に比べると音は静かですが皆さん黙々と仕事をされておられます。
社長「関西製靴は組み立て工場と思ってください。
靴の上部分のアッパーなどは外の専門の業者さんにお任せしてそれを組み立てます。
また、お店やメーカーさんなどのクライアントと打ち合わせをしてそれを制作管理するのも仕事としています。」
今回写真はNGでしたがデザインルームというものもあり、そちらではデザイン・型紙を作っています。
デザインってことは関西製靴として売りたい靴のデザイン書いて書いて、という人がいるんですか?
「あほか!
クライアントと打ち合わせをしてこういう靴を作りましょう、ということがあるわけや。
で、向こうの提示した絵をもとにして型紙まで起こすのがデザイナーや。」
??靴のデザイナーさん、という職種は型紙まで切れて当然なの?
「そうやで。
靴の絵だけ書けます、みたいな人間はいらんいらん。
絵をかけて型紙まで切れて靴のデザイナーをなのれる。
だからうちの会社にはミシンや漉き機もあるけど、それはデザイナー連中がサンプル作るために置いてあるもの。
実際に縫製や漉きをするのは外部の会社や。
絵もかけるしある程度の制作も出来てはじめて靴デザイナーと名のれるわけや」
ほへ〜〜〜〜
他の業種とはつくづく異なる業界ですわ。
この後に工場内を自由に皆さんに見てもらいました。
10時集合
10時15分関西製靴到着
11時15分出立
さて、次はフェニックスへ。
今年も開催予定です。
今回は同じツアーかタンナー見学か、機械工場見学か、企画中ですわ〜
こちらのblogのコメント欄はたまにしかチェックしないので返信が遅れてすいません
11/04 (火) ジャパンレザーアワード審査会にあわせて革屋さんリストや原皮屋さん見学会や懇親会2次会など | 本日は革日和♪ http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/info/141031